こんにちは!心の音楽教室あーのんです!
この教室(ブログ)では子ども、大人の音楽レッスンに関するお役立ち情報発信中です!
ボクはりーだよ。音楽だいすき!歌うの大好き!
この記事では
自宅でパパママとできる音楽レッスンについてお話します。
- もうすぐ赤ちゃんが生まれるご家族
- 赤ちゃんが誕生したご家族
- 音楽レッスンに通うのはまだちょっと早いかな…と思っているパパママ
参考にしていただけたら嬉しいです。
絶対音感は赤ちゃんのうちに!
赤ちゃんって絶対音感をもっているのよ。
絶対音感はみんなもっていた能力
絶対音感って耳に入った音すべてがドレミ〜♪に聴こえたり、聴いてすぐにピアノで弾けちゃったりするすごい力だよね!?
絶対音感があると
「すごーい!」
「天才ー!」
「才能!!」
「英才教育!!」
なんて思ったり、言われたり…
そんな経験ありませんか?
ある音を聴いた瞬間、他の音と比べなくてもその音の高低がわかる能力。
確かに絶対音感はすごい能力です。
このすごい力、実は乳幼児の誰もが備えている力なのです。
絶対音感だけだと会話できない!?
聴覚や脳が未発達の乳幼児にとって、周囲の音に注意を傾け、誰の声なのか、何の音なのかを瞬時に判断するために絶対音感はとても便利です。
しかし、言語を覚えていく中で絶対音感が邪魔になるときがやってくるのです。
そこで必要になってくるのが相対音感
相対音感とは…
他の音と比べてその音の高低を判断する力
性別や個人によって、話す「音程」「ピッチ」「抑揚」などが違いますよね。
これらは相対音感で処理しないと、複数の人の会話が理解しづらくなってしまいます。
例えば
おはよう
おはよう
このふたりは同じ言葉ですが、音の高さが違います。
絶対音感が優位である場合、音の高さが違うだけで、違う言葉として捉えてしまいます。
そこで、絶対音感の力を封鎖していくのです。
大人になってから絶対音感が身に付きにくい理由だと考えられます。
言葉を理解するために「相対音感」が必要になってくるのです。
赤ちゃんは聴覚優位
発達心理学では、赤ちゃんは聴覚優位であることが、数々の研究で分かっています。
一方、大人は視覚優位の場合が多いです。
人間は生まれた時は音を聴くことが優先されていたのに、どうして大人になると見ることが優先されるようになるんだろう。
認知考古学者ステーヴン・ミズン氏によると
生まれたての人間の赤ちゃんには絶対音感が備わっている。
新生児の視力は未発達だが聴力は機能しているため、両親など周囲の人間を声の高低で判断している。
しかし、言語を覚える際には、単語の「音と音の連なりとその意味づけ」が大事なので、むしろ絶対音感は邪魔になる。
なぜなら社会は、両親だけでなく、多くの人との関わりで成り立つため、さまざまな声で話される単語を判別できなければならず、それには、音の高低よりも「音の連なりと意味づけ」をひとつの塊として捉える能力のほうが必要になってくるからである。
認知考古学者ステーヴン・ミズン
まとめるとこんな感じ。
- 人間はもともと絶対音感がある。
- 赤ちゃんは音を聴いて理解していく。
- 成長するにつれて、人とのかかわりが広がっていく。
- 人の声を音程だけで判断すると、その人が言っている言葉の意味がわからなくなる。
- 成長とともに絶対音感は使われる機会が減り、相対音感が育つ。
逆を言うと、絶対音感がある赤ちゃんのうちに音楽レッスンを受けると、人とのかかわりの中で相対音感も身につけながら絶対音感も忘れることなく残る。ということになります。
絶対音感がある人はこのタイプが多いです。
絶対音感鍛えるなら乳幼児期から
お子さんに絶対音感があったらいいなと願うパパママ。
赤ちゃんのうちから、音楽レッスンに通うことをおすすめします。
ピアノやヴァイオリンなど、楽器を演奏する前段階のレッスンをしている教室もありますので、ご近所を探してみてくださいね。
うちの子に絶対音感は望まないわ。というパパママ!
そんなパパママにもやってほしいレッスンがありますので、ぜひこの先読み進んでください!
赤ちゃんの言葉
赤ちゃん言葉の特徴
ママ〜!パパ〜!ワンワン!みたいなのが赤ちゃん言葉だよね。赤ちゃんに会うとついつい使っちゃう〜!
赤ちゃんを前にすると、使ってしまう赤ちゃん言葉。
赤ちゃん言葉には特徴と理由があります。
- 400ヘルツ前後の高音域
- 抑揚がある。
- 繰り返しの言葉
- 短い音
- 聴覚器官や脳が未発達な赤ちゃんでも発声しやすい。
赤ちゃんが高音域を好むのは、番安心できる存在がママ(女性)であることを生まれたときからインプットされているからでしょう。
赤ちゃん言葉の研究
赤ちゃん言葉は、言葉は違えど世界共通なのです。
アメリカの人類学者ジョージ・ピーター・マードックや、ロシアの言語学者ロマーン・ヤコブソンらの研究によると…
世界の言語は語族というグループに分かれていて、それぞれの語族の中では相互に似た音や言葉をもちますが、語族を超えて共通そた例はほとんどありません。
ところが、「赤ちゃん言葉」の中の母親を表す言葉「ママ」「マンマ」については許通性がみられるのです。
例えば
- 英語=マム、マミー、ママ
- フランス語=ママン
- ロシア語=マーマ
- スペイン語=ママ
- イタリア語=マンマ
- 中国語(標準語)=マーマ
- 日本語=ママ
共通してているの、全部「マ」「ma」!
赤ちゃんにとって1番発生しやすい音が「マ」なのです。
自宅でできる赤ちゃんの音楽レッスン
楽器を演奏しなくても、音楽レッスンはできるのよ〜。
赤ちゃんの発声しやすい言葉を使おう
「ママ」という言葉が赤ちゃんにとって、話しやすいということを先述しました。
母音「m」と子音「a」の言葉は最強です。
他にも、赤ちゃんにとって
唇を閉じる「m」「p」「b」から始まる言葉が声に出しやすいのです。
この声に出しやすい音に、1番短な存在を当てはめて、言葉の環境を作っていくのです。
赤ちゃんがよく反応を示す言葉を使おう
赤ちゃん言葉は
ワンワン
ブーブー
ママ
などなど。
短くて、繰り返しの言葉が特徴的です。
「抑揚(イントネーション)」「繰り返し」「短い音」が含まれる音に、よく反応を示してくれます。
この3つの特徴はもう音楽そのもの。
音楽的要素です。
自宅でできる音楽レッスン例
こんなことでも音楽レッスンなんですよ〜😊
- 赤ちゃんと一緒に見たものを、赤ちゃん言葉で伝えてあげる。
- 「マ」「バ」「パ」を使って、いろんなテンポで話しかける。
- 乳幼児向けの歌を一緒に聴く、歌う。
赤ちゃんの反応を見ながら、抑揚(イントネーション)繰り返し 短い音 これらの音楽的要素を取り入れた言葉のシャワーをいっぱい浴びさせてください。
まとめ
自然に生活しているだけでも、きっとたくさんの大人に言葉をかけられていく赤ちゃん。
そんな中でも少し意識して、言葉遊び、音遊びをパパママと楽しむだけで立派な音楽教育です。
人の声を聴く、表情豊かに反応する、言葉を喋ろうとする 成長が期待できます。
音楽レッスンに通のは、まだ早いかな…
敷居が高いな…
と身構えてしまうパパママも、金銭面が心配なパパママも
気軽に自宅で音楽レッスンにトライしてみてください。
パパママが1番最初の音楽の先生ですよ♪
参考文献:「音楽する」は脳に効く
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